2015年12月07日

岐阜県へ、省エネ&木質バイオマス視察に行きました!

岐阜県の省エネ&木質バイオマス導入施設を見学する見学会を、11月28日(土)に実施しました。
会員のほか行政関係者、森林組合、一般参加の方を含めて15名が参加しました。


機械室
最初の訪問先は、ぎふ美濃ゴルフ倶楽部(美濃市)。
説明してくださったのは、施設を導入された名古屋の省エネ事業者の株式会社グリーンユーティリティさんです。
LED照明を導入したり、24時間稼動しているポンプをインバーターで自動制御することで、大幅な省エネを実現しています。


空調用のお湯や水を送る循環ポンプと、送風機ポンプでインバーター制御を導入。
35~40%の省エネを実現したそうです。




続いて訪れたのは、明宝温泉湯星館(郡上市)。
温泉を加温する薪ボイラーとチップボイラーを導入しています。


薪ボイラーはオーストリア製。
1mに切り揃えられた薪をぎっしり投入します。



こちらはタイマー制御されたイタリア製チップボイラー。
早朝になると、温泉を温めるため自動で動く設定になっています。


細かく粉砕された木質チップ。



温泉には薪ステーションが隣接。
地域住民でつくる明宝里山研究会が管理運営を担っています。
持ち込まれた木材を、薪割り機で割ってコンテナに積み上げていきます。

この施設では老朽化した灯油ボイラーへの対策として、薪・チップボイラーを導入。
年間378tのCO2削減に成功しました。


参加者からは「省エネって改めて大事だと思った」「自分の地域の温泉施設でもバイオマスが使えないか検討したい」といった感想がありました。
今回の先進事例を参考に、南信州でも「省エネ」と「バイオマス熱供給」の普及に取り組んでいきたいと思います。  


Posted by mse-kyogikai at 12:21Comments(0)